ゆう(@yu_kabu_life)です。
こんばんは。
今日は会社帰りのスマホ短文投稿です。
先日のG20での米中首脳会談によって貿易交渉が再開されることが伝わると市場はひとまずこれを好感。株式市場は続伸の展開となりました。
そんな中でs&p500は最高値を更新しています。
その後、トランプ大統領がファーウェイへの輸出を一部認めることが伝わりましたね。
米中対立が単なる貿易摩擦ではなく、覇権争いの様相を呈していた中での突然の融和姿勢に困惑している人も多いんじゃないでしょうか。
僕としては意外感はありませんね。大局的な流れを逸脱するものではありません。
今の相場は高値圏だという見立ては変わりません。
昨日、追加でアマゾン7株を利確しておきました。
キャッシュポジションを増やして、当初の予定どおり来たる相場の下落を待つ構えです。
さて、ファーウェイへの一部輸出を許可するといっても、汎用製品に限るもので安全保障に関わるものは引き続き規制されています。
一応、習近平主席の顔を立てる程度の措置なのかなと思います。
米中対立を招いている背景を考えれば、先般の米中首脳会談で大きな進展などあるはずがありませんから。
首脳会談直前まで、トランプ大統領が異例の3泊訪日で安倍総理との強固な連携を見せつけたかと思えば、今度は習近平主席が北朝鮮へ電撃訪朝して蜜月を演じてプレッシャーを与えてきましたよね。
ほかにも例えば29日深夜から翌日に朝にかけて、北京市内にある韓国企業の広告看板が、何の通達もなく軍事作戦よろしく全撤去されました。
韓国企業に1日で数億円以上の損害が出ています、韓国に対する強烈なプレッシャーですね。中国側につけと。これが会談当日のことですからね。
かと思えばトランプ大統領が北朝鮮に赴いて電撃会談ですよ。
中国とともに交渉のテーブルに戻ってこい、という圧力でしょうか。
すると今度はトランプ大統領は、韓国企業がベトナムを経由して偽装しながらダンピング輸出していた鉄鋼に強烈な追加関税をかけましたね。確か昨日でしたでしょうか?
そんな偽装輸出はとっくの昔に掴んでいて、このタイミングで敢えて出してきていると考えるのが自然です。
それと、トランプ大統領は演説で韓国企業を20社ほど名指しして米国への貢献を賞賛しましたね。逆に考えれば、米国へ貢献しない企業、中国に与する企業に対するプレッシャーともとれます。
中国、米国ともに、韓国政府をスルーして直接企業、つまり韓国経済に圧力を加えて激しい陣取り合戦をしているという状況です。
まあ、ほかにも沢山いろいろあるのですけれど、とにかく今は硬軟織り交ぜて駆け引きの真っ最中ということです。
交渉再開したから、ファーウェイへの規制が緩和されたからといって、表面的、局所的な出来事を切り取って楽観視はできない状況だと思っています。
本質は何も変わってません。
米中交渉は核心問題で何一つ進展をみていないのですから。
そんな中で長短金利差は妙な動きをしてきています。
米中対立の行方を巡ってリスクオンオフ拮抗する中で、米国債10年ものの利回りが1.95%と2%を割り込み2016枚年ぶりの水準に。
10年-2年の金利差が0.2ポイントのところまで迫ってきました。
この後の展開に注目です。— ゆう (@yu_kabu_life) July 3, 2019
経済にとっては不穏な兆候、僕ら投資家にとっては投資機会の予兆となるでしょうか。