ゆう(@yu_kabu_life)です。
本格的に米国株投資を始めた2018年1月24日から17ヵ月が経過しました。
今回は現時点のリスク資産と運用状況を確認します。
【トータルリターン】マイポートフォリオ vs 全世界株式 vs 全米株式
図1は2018年1月25日を基準としたトータルリターンの推移を示しています。
(図1)トータルリターン比較
僕は投資先国を意図的に米国に集中していますので、その効果のほども確認すべく今回から全世界株式の代表的なETFであるMSCI ACWIを追加しました。
これからは全世界株式および全米株式とのトータルリターンを比較していきたいと思います。
そして、IVV(全米株式)とMSCI ACWI(全世界株式)に関しても、より一層厳密に比較するために配当にかかる税金と再投資にかかる手数料まで考慮した現実的なトータルリターンを算出しました。
6月30日時点のトータルリターンは表1の通りです。
(表1)トータルリターン比較
これを見ると、僕のマイポートフォリオは残念ながら、設定来リターンが全米株式に対して-9.6%と大きく劣後しています。それどころか全世界株式にすらも-2.6%劣後していますね。
今日は両ETFに敗北している原因について、改めて振り返って反省していました。
表1からも読み取れるように2019年に入ってからは両ETFをアウトパフォームしていますので、問題は今年の運用成績ではありません。
パフォーマンスを大きく落としたのは、2018年にとった3つの投資行動が問題でした。
一つ目は、2018年初頭から始めた新興国株式(VWO)への投資です。
米国のFF政策金利が上がっていく時は新興国から米国への資金還流が起こりやすいので、新興国株式の下押し圧力が高まる局面なのですけれど、そのことを分かっていながら無視していました。
二つ目は、損切したVWOの売却資金を、別の投資先へ再投資した時期が悪かったことです。
米中貿易摩擦が顕在化している中で、それが世界経済に与える影響を無視して機械的に再投資してしまいました。
三つめは、VWOの売却資金の再投資先です。
その後、エヌビディアは米中貿易戦争の過熱とともに大暴落していくことになりました。貿易摩擦の渦中に手を出すべき銘柄ではありませんでした。
テバ・ファーマシューティカルはバフェット銘柄ということで、よく調査・分析もせずに飛びついたのがいけませんでした。
これら三つの失敗がなければ、今ごろIVVを上回っていた可能性が高いと思います。
2018年の失敗は総じて、「大局的な流れを軽視していた」「個別株の調査・分析が不足していた」ことに集約されると思います。
改めて2018年の失敗を反省し、引き続き2019年は市場平均を上回るパフォーマンスを目指していきたいと思います。
マイポートフォリオと保有銘柄ごとの評価損益
2019年6月30日時点のマイポートフォリオと保有銘柄ごとの評価損益になります。
(図2)マイポートフォリオ
(表2)評価損益
ポートフォリオの過半は幅広く分散投資してリスクを抑制していて、米国ETFと弊ブログの提唱する「SPXLリスクコントロール・ポートフォリオ」で構成しています。
SPXLリスクコントロール・ポートフォリオの概要は以下でご覧いただけます。
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SPXLリスクコントロール・ポートフォリオ│SPXL投資の新しいカタチ
ゆう(@yu_kabu_life)です。 「安定してS&P500より大きなリターンを得たい」「SPXLはリターンも凄いけど値動きも激しくて不安」「SPXLのリスクとリターンを調整できれば良いの ...
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先週は大局的な観点から720万円分ほどのリスク資産を売却してポジション調整し、キャッシュ比率を高めていましたので、投資待機キャッシュ38%まで上昇していますね。
昨日の米中首脳会談は予想どおり大した成果なく終わりました。
ひとまず追加関税は回避されて米中貿易交渉は再開するということになりましたけれど、根幹的な問題は何も解決していないように見えます。
週明け少しは続伸する局面もあるかもしれませんけれど、やはりボラティリティが高まってくると思いますので、予め想定した安値圏・底値圏まで下落するのを待って計画的に投資していきたいと思います。
