米中貿易戦争のエスカレートと株式市場の混乱

投稿日:

ゆう(@yu_kabu_life)です。

米中貿易戦争が一段と激化・エスカレートし、株式市場は混乱に包まれボラタイルな展開となっています。

先日、個人的に考える米中対立の大局観を記事にしましたが、思いのほか多くの方に読んでいただけているようですので、もう少し続きを書いてみたいと思います。

前回記事はこちらです。

S&P500株価予測と2019年投資計画│SPXLリスクコントロール・ポートフォリオ

ゆう(@yu_kabu_life)です。 市場の関心は専ら米中貿易戦争の行方に集まっていますね。 中国側が貿易協議で合意済みの約束を覆したとして、5月10日、米国が対中輸入品2,000億ドルに追加関税 ...

続きを見る

※あくまで個人的な世界観の話になりますので、突っ込みはご容赦願います

 

前回記事の時点では、米中貿易交渉団がまとめてきた150ページに及ぶ合意文書を中国側が突然50ページ破棄したことで、米国による対中輸入品2,000億ドルに対して追加関税が発動しました。

その後、5月16日になると米国によってファーウェイをエンティティリスト(ブラックリスト)に載せることで事実上の禁輸措置が行われ、米国の技術を25%以上含むものをファーウェイへ販売することができなくなりました。

もしも米国の規制に従わない場合はセカンダリーボイコットとして制裁措置を受けることになりますので、各国の大手企業が続々とファーウェイとの取引停止を発表する展開に。

英アーム社や米グーグル社なども取引停止を発表しており、ファーウェイの経営が危ぶまれる状況となっています。

これを受けて中国共産党は米国との交渉継続を当然拒否。米国による制裁措置を経済いじめと断じ、多国間主義と自由貿易体制の妨げとなる米国を世界は支持しない、というような論調を展開しています。

次々と新たな展開が繰り出されていますね。目が離せません。

では、ここまで交渉がこじれた米中貿易戦争の核心問題を振り返ってみます。

一つ目に、知的財産権の侵害ですね。「外国企業に対する技術移転を強要し、外国企業の製品・技術を勝手に盗用する。」「資金と時間をかけて開発した技術を、何の対価も払わず自国のものとして収奪する。」

二つ目に、外国企業は資本を国外へ持ち出すことができないことです。中国で稼いだ資本を自国に持ち帰ることができません。

三つ目に、中国の人民元は管理変動相場制になっていますので中国共産党によって都合の良いように為替相場が制御されています。

中国共産党はこんな反則を連発しておいて、米国を自由貿易を阻害する保護主義だと批判しているのですから大したダブルスタンダードぶりです。

客観的に考えて、このような悪条件で中国へ進出しようとする企業の心理は理解に苦しみますね。

米国ではパンダハガー(中国に抱き込まれた人)が問題になっているようです。

さて、僕は国際情勢を見るときに「国家対国家」のほかに「国際金融資本家」の動向を意識しています。

そんな僕が今、興味深いと思って注目しているのは、トランプ大統領と国際金融資本のせめぎ合いですね。

最近は実に興味深いニュースが飛び交っています。

例えば5月17日は中国側から、こんな警告が発せられました。

「米国が中国人民の意志を無視すれば、米国は中国側から実効ある反応を引き出すことは恐らくないだろう」「中国側が強がっているだけだと考えれば、朝鮮戦争以来で最も重大な誤算になるだろう」

<引用元:ブルームバーグ記事>

ここ数日内では中国国内で朝鮮戦争に関連する映画が多く放映されているとの報道も流れていますね。

一方で5月22日に、ブルームバーグからの社説として、こんな報道がありました。

「現状の手詰まりがさらに悪化し、中国には最終的な合意を守るインセンティブがほとんどなくなる。米国に必要なのは、中国との共存を探るより大きな計画だ。つまり米国の防衛を強化し、競争力を磨き、同盟国と協力して中国に国際基準に従うよう圧力をかけ、規律を乱す行為を抑制できる新たな規則作りで先頭に立つことだ。対照的に、ファーウェイつぶしは戦略的な計算ミスのようにしか見えない。それは破滅的な結果をもたらす恐れがある。」

<引用元:ブルームバーグ記事>

ブルームバーグ創業者のブルームバーグ氏はユダヤ系の国際金融資本家ですね。

要するに、中国共産党の支配体制崩壊まで追い込むのはやりすぎだ、そこまでは賛同しない、というある種のメッセージと捉えることができそうです。

また、日経新聞の記事によると、ブルームバーグ氏が立ち上げた米中貿易戦争の影響を議論する「ニューエコノミー・フォーラム」を北京で開催するとし、西側と中国側の会合が持たれるとのこと。

そのフォーラムのアドバイザーは、あのヘンリー・キッシンジャーです。

このことからも、中国共産党と国際金融資本は完全に反目しているわけではないことが想像できます。

このような動きを踏まえて深読みしてしまうと、中国側の「朝鮮戦争以来で最も重大な誤算」という警告が興味深く思えてきます。

言い換えれば朝鮮戦争で米国に重大な誤算があったということですよね。

端的に言うと、朝鮮戦争は米国国務長官のアチソン演説で始まり、連合軍を率いた米国のマッカーサーが勝利することを許されなかった戦争でした。

まるで「中国共産党は、マッカーサーと同じようにトランプ大統領は勝利することを許されない」とでも言いたげに聞こえます。

そして「国際金融資本は、中国共産をコントロールすべし」とメッセージを発しているようです。

一方で「トランプ大統領は、中国共産党の体制崩壊も辞さず」という態度に見えます。

中国に勝ち目はないとは思っていますけれど、体制崩壊まで追い込むのか、追い込まないのか、さて、一体どうなるのでしょうか。

何れにしても、追加投資のタイミングを探している僕にとっては、不謹慎ながら期待どおりの展開になっています。

僕の世界観はこのように見ていますけれど、仮に単純な中国 VS 米国の構図であったとするならば、もっと中国共産党には屈服以外の選択肢がないように思えます。

よく言われるのは中国が保有する米国債を売られたら米国ピンチという話がありますけれど、それはないと思います。

そもそも米国債を大量に売ろうとするとストップがかかるシステムになっていますので売れませんし、米国の安全保障に関わる事態においてはトランプ大統領のサイン1つで、いつでも中国の 米国債を無効にすることが可能です。

それに外貨準備がなくなってしまえば輸入に頼っている穀物と資源が手に入らなくなりますので、それこそ中国共産党の自滅が確定するでしょうね。

もしくは中国にはレアアース輸出規制という武器があるという報道が散見されていますけれど、それも切り札にはならないと思います。

徹底抗戦に出てしまったら貿易で圧倒的に不利なのは中国ですから自らの首を絞めるようなものです。

それと米国で初めてレアアース精製施設を建設するという発表が今週ありましたね。米国側も想定済ということだと思います。

まだまだ波乱含みの展開が続きそうですね

こんな記事も書いてます。

弊ブログの提唱する「SPXLリスクコントロール・ポートフォリオ」は、S&P500指数を上回るハイリターンを期待できます。実際に運用実績も毎月公開していますので、ぜひご覧ください。

SPXLリスクコントロール・ポートフォリオ│SPXL投資の新しいカタチ

ゆう(@yu_kabu_life)です。 「安定してS&P500より大きなリターンを得たい」「SPXLはリターンも凄いけど値動きも激しくて不安」「SPXLのリスクとリターンを調整できれば良いの ...

続きを見る

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
↑ぜひ応援ポチお願いします

↑Twitterで更新情報お届けします
リンクフリー
↑当ブログはリンクフリーです

-2.振り返り/今後の展望

Copyright© ゆう×米国株投資×ライフプラン , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.