S&P500株価予測と2019年投資計画│SPXLリスクコントロール・ポートフォリオ

投稿日:2019年5月14日 更新日:

ゆう(@yu_kabu_life)です。

市場の関心は専ら米中貿易戦争の行方に集まっていますね。

中国側が貿易協議で合意済みの約束を覆したとして、5月10日、米国が対中輸入品2,000億ドルに追加関税を実施しました。

米国は残り3,000億ドルの輸入品にも追加関税の準備を始めており、早いと6月中にも追加関税が実施されるようです。

これを受けて中国も対抗措置として600億ドルの追加関税を発表しました。

このように米中貿易戦争が更に一段と激化の様相を呈し始め、株式市場にはリスクオフムードが広がり大幅に下げ始めています。

市場は6月中の米中貿易交渉妥結を織り込んでいましたが、僕は「市場は見通しが甘過ぎる」「どんなに早くても2019年中、おそらく2020年まではかかるだろう」と申し上げてきました。

2019年初頭から上昇相場を継続していましたけれど、これから株式市場はボラティリティが高まると思います。

僕は2019年の買場を探していましたけれど、そろそろ良い頃合いになってきましたので、株式相場の見通しと大局観、それを踏まえた2019年の投資計画をまとめてみたいと思います。

それでは、以下ご覧ください。

超長期のトレンドチャネルに見る相場の過熱感

まずは木を見る前に森からということで、現在のポジションがどの程度の過熱感にあるのか確認します。

過去100年間のトレンドチャネル

僕は世界恐慌でトレンドチャネルが変化したと見ていますので、まずは1929年の世界恐慌を経てから現在に至るまでの過去100年における最大期間のトレンドチャネルを見てみます。

図1は相場の過熱感を把握するために対数チャートで作成しています。

(図1)対数チャートで見る過去100年のS&P500

歴史的なトレンドチャネルにおいては、大暴落が懸念されるような過熱したポジションではありませんね。

かといって、上値の余地が青天井にあるという状況でもありません。

2008年のリーマンショックのボトムでトレンドチャネルの底を打ってから長期的に上昇相場が継続してきましたので、現在の株価は「やや過熱気味」といったところかと思います。

過去50年間のトレンドチャネル

次に過去50年のトレンドチャネルを見てみます。

図2は相場の過熱感を把握するために対数チャートで作成しています。

(図2)対数チャートで見る過去50年のS&P500

過去50年のトレンドチャネルでは、過熱感が高まっていることが分かります。

ただしながら、過去を見てみると1990年付近や2000年代など、上値抵抗線付近を良い按配で切り上がっていくケースがありますので、現在のポジションから上値を切り上げていくことも十分に考えられます。

しかし、上昇余地が限られていることも確かでありますので、相場の過熱感から判断しても上値が軽い状況ではないでしょう。

そして、このチャネルにおける上値抵抗線を飛び抜けるようであれば、暴落を警戒したほうが良さそうです。

世界の大局観(2019年~2020年)

僕の大局観は少し変わっているのかも知れません。おそらく少数派だと思います。

しかし一応、今のところは僕の想定内の展開が続いています。

僕としては討論は望んでおりませんので、もし違うと思われたところがありましても突っ込みはご勘弁ください。

まず結論から申し上げると、米中貿易戦争は、中国が核心問題(知的財産権の侵害と不公平な貿易慣習)で妥協するまで徹底的に遂行される可能性が高いと思っています。

現在、米中貿易戦争が激化している展開を意外に思われる方が多いかもしれませんが、僕は当然の帰結だと思って見ています。

まず、第二次世界大戦の前から遡って考えてみれば、中国共産党による中華人民共和国は、(旧ソ連と同じく)米国による支援を受けて作られた人造国家でした。

「米国による支援」を厳密に表現すると、国際金融資本家の意向を受けた米国による支援ということになります。国際金融資本家は、今風に言うとディープステートとも言えますね。

これまでは、中国の安い労働力を搾取することで中国共産党と国際金融資本家はともに潤い、蜜月の関係を築いてきました。

ところが近年になって中国共産党は増長し、国際金融資本家によるマネーの支配構造に挑戦を開始しました。つまり基軸通貨ドルの支配体制に挑戦しているということです。

これが国際金融資本家の逆鱗に触れました。

国際金融資本家によるマネーの支配構造については以下の記事でも触れています。よろしければご覧ください。

【FRBとは】知られざるFRBの真実とパウエル議長解任ショック

ゆう(@yu_kabu_life)です。 2018年12月、トランプ大統領がFRB(連邦準備制度理事会)パウエル議長の解任に言及すると、株式市場は大混乱に見舞われました。 「なぜFRB議長解任で大騒ぎ ...

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中国共産党は、ディープステートの逆鱗に触れた、これが第一の重要ポイントですね。

そして、トランプ大統領です。

トランプ大統領の行動は不可解だと感じている人が多いと思いますけれど、実は合理的に理解できると思います。

トランプ大統領を理解するために重要なのは、「トランプ大統領はディープステートの意向に従う必要がない」ということだと思います。

米国の大統領選挙というのは、10億ドル~30億ドル(1,100億円~3,300億円)という超巨額の選挙費用がかかるのですよね。

そんなバカげた巨額の選挙費用を出資できる人は限られています。

通常、大統領候補者に選ばれた時点で出資者、つまりディープステートに選ばれた人物という構造になっています。

米国民の投票によって選ばれたように見せかけて、どちらが大統領になってもディープステートには都合の良いようになっているのですね。

ところが、トランプ大統領は超大金持ちです。出資者を募らず、自腹で出馬してしまいました。米国史上、ついに誕生した誰かの意向を受けない大統領です。

本当に米国の民意によって選ばれた大統領ということになりますので、過去の大統領とは根本的に全く質が違うのですよね。

真の民意に選ばれたトランプ大統領

そんなトランプ氏が大統領になれば、当然、誰の言葉も気にせず自国のために良いことをやりますよね。

「米国大統領が米国のために仕事する」一見こんな当たり前に思えることが、オバマ大統領までの米国では有り得ませんでした。

米国大統領が米国のために仕事を始めた、これが第二の重要ポイントです。

そして、中国共産党は米国の覇権に対しても、野心をあらわにしました。

米国のために仕事を始めた大統領が、米国の脅威を放っておくはずはありませんよね。徹底的に脅威を排除することは当然のことです。

本来、ディープステートとトランプ大統領は反目の中なのですけれど、前述したように、中国共産党が「米国の覇権」「マネーの支配構造」に挑戦したことから両方を敵に回したことで共闘の余地が生まれてしまいました。

このようにして、中国共産党は表と裏の世界の支配者を同時に敵に回している状態です。

茶番劇ではなく、ガチバトルなのですから面白いですね。

中国共産党に勝てる見込みはないと思いますけれど、満を持して20世紀から続く支配体制に反旗を翻した訳ですから、中国共産党にも相当の覚悟と計画があるはずです。ここで折れたら終わりですので、そう簡単に折れるとも思えません。

一方で、よくトランプ大統領が2020年再選のために米中貿易交渉を適当なところで妥協するのではないかという意見があると思いますけれど、それはないと思います。

先述したようにトランプ大統領は選挙資金確保のためにディープステートと折り合う必要がありませんので、米国民の支持を得られれば良いだけです。

普通、国民にとって重要なことは外交問題よりも内政問題です。米中貿易戦争による国内経済への影響なんていうものは、対中追加関税によって潤った国庫からいくらでも手当できるでしょう。

米国民の支持はトランプ大統領一色だと思いますね。

そして議会についても先の中間選挙で共和党議員が一斉にトランプ支持へと回りました。

トランプ大統領の再選は既に確実だと思いますので、米中貿易戦争を終結させなければならないプレッシャーなどありません。そして、それは北朝鮮外交でも同じことが言えますね。

追い詰められているのは、中国共産党であって北朝鮮です。

このような見解から、僕は中国共産党が折れるまでは激化する可能性が高いという見立てをしている訳ですね。

世界観の続きに関しては以下で記事にしてみました。よろしければご覧ください。

米中貿易戦争のエスカレートと株式市場の混乱

ゆう(@yu_kabu_life)です。 米中貿易戦争が一段と激化・エスカレートし、株式市場は混乱に包まれボラタイルな展開となっています。 先日、個人的に考える米中対立の大局観を記事にしましたが、思い ...

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2019年の投資計画

読者の皆様にも買場を探している方が多くいらっしゃると思います。

僕も2019年の買場を探していまして、これまでの見解も踏まえて2019年の投資行動を整理したいと思います。

S&P500株価予測

図3はS&P500の通常チャートです。(ここから以降は対数チャートではありません)

(図3)2008年~2019年5月13日のS&P500推移

リーマンショック後のボトムから、これまでに形成されているサポートラインを見ていただくと分かる通り、2018年12月の暴落時でもサポートラインを割ることはありませんでした。

過去50年の相場感としては過熱気味ではありますけれど、引き続きサポートラインを支持しようとする意志が市場にはあります。

しかし、直近2018年からの相場は明らかに上値が重くなってきています。

そして、先述したように米中貿易戦争の激化によって2019年~2020年にかけてボラティリティが再び高まることが想定されます。

加えて、市場はFF政策金利の利下げを期待していますけれど、FF金利の動向によっては更にリスクオフを加速する可能性があります。

2018年からの相場において、標準偏差+2を高値、-2を安値と捉えて良さそうです。


図4は2018年1月からのS&P500推移となっています。図3を拡大しました。

(図4)2018年~2019年5月13日のS&P500推移

赤色の網掛けが安値圏、灰色の網掛けが底値圏の想定を示しています。それぞれ、横に想定する株価をプロットしています。

黒色の点線は、これまでの大局観を踏まえた想定というか、僕の希望的なS&P500推移を示しています。

ちなみに、2020年内に米中貿易戦争が解消すると見立てていますけれど、2020年内に解消する明確な根拠はありません。おそらく中国共産党の支配体制がそれ以上は持たないだろうといった程度の根拠ですね。

2019年の投資計画

図5には、これまでの考察を踏まえた2019年の追加投資の予定をプロットしました。

(図5)2019年の追加投資計画

①確定拠出年金55万円/

毎月4.6万円づつ投資信託を積立投資していますので、これは相場環境に関係なく継続されるものになります。

②投信つみたて80万円/年(つみたてNISA)

安値圏で2回ほどに分けて投信をつみたてNISAで買い増ししようかなと思っています。

③SPXL買い増し80万円(ジュニアNISA)+キャッシュ80万円追加

安値圏で2~3回に分けてSPXLをジュニアNISAで買い増ししようかなと思っています。

同時に、同額の待機キャッシュも追加することで、SPXLリスクコントロール・ポートフォリオを160万円分増額します。

この安値圏は近内に到来しそうですね。ちゃんと②80万円+③80万円分は買いたいところです。

お子さんのいらっしゃる方はSPXL購入にジュニアNISAの活用をお勧めします。以下の記事をご覧ください。

SBI証券ジュニアNISA裏技│SPXL長期投資の最適解をこっそり教えます

ゆう(@yu_kabu_life)です。 お子さんをお持ちの方、「ジュニアNISA」の枠をちゃんと使っていますか? 僕は実際にSBI証券でジュニアNISAの裏技を120%活用しています。そんな僕から、 ...

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僕は2019年5月14日現在、SPXLリスクコントロール・ポートフォリオを約770万円分ほど保有していますので、追加投資が成功すれば約930万円分になります。

弊ブログが提唱するSPXLリスクコントロール・ポートフォリオをご存知ない方は、以下の記事をぜひご覧ください。

SPXLリスクコントロール・ポートフォリオ│SPXL投資の新しいカタチ

ゆう(@yu_kabu_life)です。 「安定してS&P500より大きなリターンを得たい」「SPXLはリターンも凄いけど値動きも激しくて不安」「SPXLのリスクとリターンを調整できれば良いの ...

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SPXL買い増し100万円+キャッシュ100万円追加

うまいこと底圏まで下落してくれた場合には、SPXL100万円分+待機キャッシュ100万円を追加投資したいですね。

これでSPXLリスクコントロール・ポートフォリオは約1,130万円分になります。

⑤逆イールド発生時に100万円買い増し+キャッシュ100万円追加

逆イールド発現は、SPXLの買いシグナルと捉えていますので、うまいこと発現してくれたら、SPXL100万円分+待機キャッシュ100万円を追加投資したいですね。

逆イールド=買いシグナルの根拠は以下の記事でご覧いただけます。

【170年の歴史】リセッションとS&P500と逆イールド→適切な投資行動を考える

ゆう(@yu_kabu_life)です。 「景気後退期は近いの?」「リセッションで株価は暴落するの?」「リセッションの最適な投資行動を知りたい」「逆イールドカーブって何?」「米国債3ヵ月物の逆イールド ...

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①~⑤までの追加投資がすべて成功すれば、米国株投資における運用資産は2,640万円ほどになるでしょうか。ただ予算的に④と⑤はどちらか一方になるかもしれません。その場合は2,440万円くらいですね。

僕が2019年内で投資に回せるリスク資産は、これで打ち止めになると思います。

2020年以降は毎年200万円を目標に追加投資資金を捻出していきたいと思っています。

進捗状況

2019年の投資計画に関して、6月20日時点の進捗状況を記事にしました。

【追加投資】SPXLとSlim米国株式(S&P500)を購入しました

ゆう(@yu_kabu_life)です。 FOMCの結果は特に大きなインパクトなく消化。まだ利下げの時間ではありませんね。予想どおりでした。 次回のFOMCあたりで利下げの可能性が高まりそうかなと思い ...

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皆様にも良い買場が来ると良いですね

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