アップル投資判断引き上げ│楽観広がるもクアルコム訴訟問題は悩みの種

投稿日:2019年3月16日 更新日:

ゆう(@yu_kabu_life)です。

3月15日、米アップル(APPL)の株価は前日比+1.30%の186.12ドルと上昇しました。

アップル(APPL)投資判断引き上げ、楽観広がる

3月15日、証券会社カウエンがアップルの投資判断を「買い」に引き上げ目標株価を220ドルとしました。

少し前にも3月11日に米バンク・オブ・アメリカ(BofA)メリルリンチがアップルの投資判断を「中立」から「買い」、目標株価を180ドルから210ドルに引き上げたことが好感されました。

株価は6日連続で続伸しています。

チャートを眺めると、目標株価の水準は昨年2018年8月の株価水準であることが分かります。

昨年を振り返ると、10月3日につけた直近高値232.07ドルから1月3日に142.19ドルで底値をつけるまで、実にー38.7%の大暴落を演じていました。

これは近年iPhoneの販売台数が頭打ちになっていたことに加えて、昨年11月にアップルから今後iPhoneの販売台数を公表しないと発表されたことが嫌気されたためです。

ところが、その後1月29日に発表された2019年度第1四半期(12月期)決算の内容によって状況は一転します。

アップルが初めてサービス事業の粗利益率を開示したためです。

これまで市場の関心は売上高の過半を占めるiPhoneの動向でしたが、サービス事業が粗利益率63%もの高収益を得られることが分かったことでアップルの成長戦略が高く再評価されました。

BofAメリルによると、強気になる10の理由があるとし「バリューエーション」「サービス事業の再加速」「ユーザー層の増加」などが成長要因として挙げられました。

カウエンによると、サービス事業は投資可能な長期的テーマとし、製品のインストール基盤を収益化していくであろうことが挙げられました。

3月1日には、クック最高経営責任者(CEO)がアップルの現状と未来に「かつてないほど楽観的」と述べるなど、アップルを取り囲む内外で楽観的な見方が広がっています。

アップルの苦悩、米クアルコム(QCOM)との訴訟問題

さて、一方でアップルは悩ましい問題を抱えています。米半導体大手クアルコム(QCOM)と争っている複数の訴訟が泥沼化していることです。

そもそもアップルとクアルコムの訴訟問題を遡ってみると2年前に端を発しています。アップルは2017年1月、クアルコムが特権的な立場を生かして不公平な請求をしていると訴えました。

逆にクアルコムはアップルを特許侵害だとして訴えるカウンターパンチを浴びせると、アップルはクアルコムへのロイヤリティ支払いを停止することになります。

両社の関係悪化は決定的となり、それまでアップルのiPhoneはクアルコム製モデムチップに依存してきましたが、他社製へ切り替えざるを得なくなります。

そして現在ではiPhoneのモデムチップはインテル製に依存する形となっています

このような中にあって一昨日3月14日、クアルコムとの特許紛争でカリフォルニア州の連邦地裁はアップルの主張を支持しました。

これによってクアルコムから受け取った多額の払戻金を返還しなければならない事態を免れましたが、今後クアルコムが上訴してくる可能性が十分に考えられます。

アップルのティム・クックCEOは係争中に「ソファを買ったら、家の価格に応じて料金を請求されるようなものだ」と発言すると、クアルコムは「わが社の技術に頼ることなく、iPhoneビジネスを構築することはできなかった」と反論するなど非難の応酬を浴びせています。

しかし、クックCEOが発する強気発言とは裏腹に、インテル社が2020年までに5G対応モデムチップ量産が間に合わないことを明らかにしたため、iPhoneの5G対応が窮地に陥っています。

この問題はアップルの未来に影を落とす結果になるかも知れません。

クアルコムのモデムはソファなのではなく表札であったのだとしたら、近い将来ユーザーはこぞって5Gの表札がかかっている家のチャイムを鳴らすことになるでしょう。

仮にそうなれば高い利益率を誇るサービス事業のインストール基盤が瓦解することになりかねません。投資家は当面2019年の業績に期待しつつも、iPhone5G対応の行方を注視する必要がありそうです。

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