北朝鮮のハッキングで仮想通過流出被害│国連安保理が月内にも公表へ

投稿日:2019年3月10日 更新日:

ゆう(@yu_kabu_life)です。

国連安全保障理事会の内部で3月5日、これまで北朝鮮が行ってきた制裁逃れの実態を報告書にまとめて公表すると決めていたことが報じられました。

コインチェック、ネム(XEM)流出事件の真相

国連安保理の報告書は月内にも公表される見通しですが、先だって関係者への取材によって報告書の内容が明らかになってきました。それによると北朝鮮が経済制裁を逃れて外貨を獲得する手段として、2017年~2018年にかけて仮想通貨交換業者へのサイバー攻撃を繰り返し、少なくとも5回の攻撃を成功させていたことが分かりました。

中でも2018年1月26日に日本の仮想通貨取引所コインチェックから、約580億円に相当する仮想通貨ネム(XEM)が流出して日本中を震撼させた事件も北朝鮮のサイバー攻撃であったとし、その他の事件も含めると総額635億円に及ぶ被害が発生していたとされています。

仮想通貨バブルに乗った投資家たち

当時、日本ではそこかしこで「仮想通貨に投資して億万長者」と叫ばれていたことから買いが買いを呼ぶ仮想通貨バブルが発生していました。

2017年にもなると「仮にバブルだとしてもバブルを経験してみるのも後学のためになる」と訳の分からない理屈をつけて参戦する投資家が現れたり、「仮にバブル崩壊しても下限は0円だが、上を見れば青天井だ」と欲丸出しの投資家が増加するなど、仮想通貨バブルは本格的に日本全体へ広がっていました。

下図は2017年12月から2018年2月におけるネム(XEM)のチャートです。赤丸で示した部分がネム流出が発覚した1月26日にあたります。

2018年1月初旬になると一転して下落基調に転じました。更に1月26日のネム流出事件が報じられるに至っては、ネムはおろか仮想通貨全般への信頼性が低下し、売りが売りを呼ぶ阿鼻叫喚の様相を呈しました。終盤になって参戦してきた欲深の投資家は、早速望み通りのバブル崩壊という貴重な経験をできた訳です。

事件後、コインチェックはネムに限らず日本円の出金停止措置を行ったことで、ネムを保有していない本来関係なかったコインチェック利用者も影響を被るに至りました。

その後、コインチェックからネムを保有するユーザーに日本円での補償が発表され、コインチェックのネム保有者だけで26万人もいたことが分かりました。3月12日になるとコインチェックの説明どおり補償が実施されたことで一連の騒動は落ち着きを見せ始めます。しかし、保証額は満額ではなかったことからネム保有者は一定の損失を被りました。

さて、その後のチャートを眺めてみると、未だに仮想通貨の信頼は回復することなく現在に至るまで下落につぐ下落が続いていることが分かります。

下図はビットコインです。高値から-80.3%の大暴落となっています。

下図はイーサリアムです。高値から-90.1%の大暴落となっています。

下図はリップルです。高値から-89.5%の大暴落となっています。

下図はライトコインです。高値から-84.4%の大暴落となっています。

下図はネムです。高値から-97.6%と消え入りそうです。100万円投資していたとしたら現在は2万4千円となっていますので、下手すると1ヵ月の小遣い以下です。

契約相手の業者が信頼できるか確認することの習慣化

コインチェックによる仮想通貨流出事件を振り返ってみると、コインチェックに届いた外部からのメールを開いたことによってコインチェック内部のパソコンがマルウェアに感染し、秘密鍵が外部に流出したことが直接的な原因でした。

加えてコインチェックのずさんな管理体制が仇となり、仮想通貨をインターネット環境に繋がっているホットウォレットで保管していたことから外部のハッキングによる仮想通貨の流出を許しました。

この事例が教えてくれた教訓は、仮想通貨を取り扱う業者が安心して資産を預けられる相手かということを見極めることが重要だということです。

例えば伝統的な投資先である株式や債券といった金融資産は、販売する証券会社の資産と顧客の資産を分別管理することが法律で義務付けられていたり、仮に証券会社が倒産しても資産を保証する業界団体が設立されていたり、その他にも幾重に渡って法律と制度によって顧客の資産が保全されています。

対して仮想通貨の法整備は進んでおらず、多くが取り扱い業者のモラルに委ねられているのが実態です。下図は事件前に公開されていたコインチェックの社風を撮影した一枚です。

僕であれば、とてもではありませんが多額の資産を預ける気になれませんね。

金融商品の利用選択についての理解

結果的に仮想通貨は、誰かが儲けた分を誰かが損するゼロサムゲームでした。ゼロサムゲームは単なるギャンブルです。しかし、当時は誰もがバブルであることを予感しながらも、青天井に値上がりしていく幻想に捉われてゲームに参加していきました。

その金融商品が果たして投資に適するか否か見極めることは基礎的なことではありますが、とても重要だということがよく分かった事例でした。

例えば、下図は1801年に米国株式市場へ1ドル投資していた場合のリターンを示しています。米国株式市場では誰もが笑顔になれました。このように全員が勝者となるプラスサムゲームの見込める市場や金融商品に投資した方が良いでしょう。

<出所>「株式投資」ジェレミー・シーゲル書

こんな記事も書いてます

北朝鮮といえば韓国ですね。こちらの記事では文大統領の企みを考察してます。

米国株投資する場合、まず第一に業者の安全性を確認することを具体的に解説しています。証券会社の選び方はこちらを参考になさってください。

米国株証券会社ランキング│米国株ブロガーが本音で徹底比較する

ゆうです。 「本気で資産運用を始めたい」「本音のおすすめ証券会社を知りたい」「米国株やETFで資産運用したい」←こんな人に参考になる記事です。 僕は将来に備えて米国株を中心に2,000万円以上を資産運 ...

続きを見る

同じ暴落でも、きちんと金融商品の特性を理解したうえであれば、ホールドという選択肢もあります。

リーマンショック級の暴落?過去の歴史に学ぶ今とるべき行動とは

ゆうです。 12月24日の米国株式市場は、S&P500指数が-2.7%安の2351.10ドル、ダウ30種平均は-2.9%安の21792.20ドル、ナスダック総合指数は-2.2%安と全面安の展開 ...

続きを見る

弊ブログの提唱する「SPXLリスクコントロール・ポートフォリオ」は、S&P500指数を上回るハイリターンを期待できます。実際に運用実績も毎月公開していますので、ぜひご覧ください。

SPXLリスクコントロール・ポートフォリオ│SPXL投資の新しいカタチ

ゆう(@yu_kabu_life)です。 「安定してS&P500より大きなリターンを得たい」「SPXLはリターンも凄いけど値動きも激しくて不安」「SPXLのリスクとリターンを調整できれば良いの ...

続きを見る

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
↑ぜひ応援ポチお願いします

↑Twitterで更新情報お届けします
リンクフリー
↑当ブログはリンクフリーです

-8.仮想通貨
-, , ,

Copyright© ゆう×米国株投資×ライフプラン , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.