Alphabet決算発表│【GOOGL】アルファベット2018年度第4四半期決算で株価上昇

投稿日:2019年2月9日 更新日:

ゆうです。

日本時間で2月5日、アルファベット(GOOGL)は、2018年度第4四半期の決算を発表しました。

決算内容は良かったです。

決算発表後の2月5日、前日比+0.9%高(1151.9ドル)と株価は上昇しました。

それでは、以下ご覧ください。

基本情報:アルファベット(GOOGL)

  • 決算発表日:2019年2月4日
  • 決算期:2018年度第4四半期
  • セクター:ソフトウェアサービス
  • ティッカーシンボル:GOOGL
  • 企業名:アルファベット(Alphabet)
  • 本社:カリフォルニア州
  • 従業員:<2018.12>98,771名
  • 創業:1998年
  • 上場:2004年8月
  • 上場市場:NasdaqGS
  • 決算月:12月
  • S&P格付:AA+
  • 時価総額:<2019.1>7,900億ドル
  • 配当利回り:<2019.1>0.0%
  • 企業概要:インターネット検索の世界最大手。2015年、グループ全ての持株会社としてアルファベットを設立。グーグルマップ、Gmail、You-Tube、Androidを展開。広告収入が主、グーグルクラウド・自動運転にも参入。独禁法でEUから17年に27億ドル、2018年に50億ドルの制裁金を課される。

アルファベット決算:売上高○、EPS○、ガイダンス○

下表は2018年度第4四半期決算のアナリスト予想と結果をまとめたものです。

【売上高】

  • 2018年度4Qの結果は、予想389.8億ドルに対して、392.76億ドルでした。
  • 2018年度通期の結果は、予想1364.9億ドルに対して、1368.19億ドルでした。

【EPS】

  • 2018年度4Qの結果は、予想10.86ドルに対して、12.77ドルでした。
  • 2018年度通期の結果は、予想41.81ドルに対して、43.7ドルでした。

売上高とEPSの4Q実績を全てクリアしました。なお、次期1Qのガイダンスは提示されなかったようです。

アルファベット決算:前期比○、前年同期比○

下表は売上高とEPSの前期比・前年比です。

【売上高】

  • 2018年度4Qの前期比は、前期337.4億ドルに対して、+16.4%でした。
  • 2018年度4Qの前年同期比は、前年同期323.23億ドルに対して、+21.5%でした。

売上高の対前年成長率が+20%~+25%で安定かつ高成長を続けています。今回4Qも引き続き同水準の成長性を示しました。

アルファベット決算:決算発表後の株価推移

以下のチャートはアルファベットの直近の株価推移です。

決算発表後の2月5日、前日比+0.9%高(1151.9ドル)と株価は上昇しました。

その後、2月8日には決算発表前日から-3.1%安(1105.9ドル)と下落していますが、これは米中貿易摩擦の悪化懸念が広がったことなどの外部要因によるものです。

アルファベット決算:セグメント別(売上高)

アルファベットの業績をセグメント別に分解して見ていきます。

アルファベットのセグメント構成

広告サービスの売上構成比が85%を占めています。広告サービス以外の収益源の確保が引き続きの課題です。

セグメント別の売上高(年次推移)

  • Google本体の前年比は、前年777.88億ドルに対して、+23.8%の963.36億ドルでした。
  • ネットワークの前年比は、前年175.87億ドルに対して、+13.6%の199.82億ドルでした。
  • Googleその他の前年比は、前年150.03億ドルに対して、+32.7%の199.06億ドルでした。

広告サービス全体で+22.0%となっており、順調に成長を加速しています。一方、クラウドなど広告以外の収益源は、対前年成長率-8.8%と鈍化してはいますが、広告サービス以上の成長を見せています。

全セグメントで高成長を続けています。

アルファベット決算:エリア別(売上高)

アルファベットの業績をエリア別に分解して見ていきます。

アルファベットのエリア別構成

エリア別の売上高(年次推移)

  • 米国の前年比は、前年524.49億ドルに対して、+20.6%の632.69億ドルでした。
  • ヨーロッパ・中東・アフリカの前年比は、前年360.46億ドルに対して、+23.6%の445.67億ドルでした。
  • アジア太平洋の前年比は、前年162.35億ドルに対して、+31.7%の213.74億ドルでした。
  • アメリカ大陸(米国以外)の前年比は、前年61.25億ドルに対して、+24.2%の76.09億ドルでした。

アジア太平洋の成長率が+30%以上の成長を続けていますので、今、最も世界経済の重しとなっている米中貿易摩擦の影響をほとんど受けていないように見受けられます。

制裁を受けたEUを含む地域の成長率も加速しています。最も比重の大きい米国が若干減速しましたけれど十分な高成長です。

全エリアで成長が継続していることが分かります。

アルファベット決算:クリック数×クリック単価

対前年成長率は前年同期比で、クリック単価は-13%と減少しましたけれど、クリック数が+18%増加したことで広告サービスの収益を拡大しました。

アルファベット決算:トラフィック獲得コスト

トラフィック獲得コストの対売上比率は前年同期比で、appleなどのパートナーに支払うコストであるネットワークコストが-3.6%、自社サービスも-0.9%となり、広告全体でもー0.9%と減少傾向となりました。

ただし、2016年4Qからの推移を見てみると、ほぼ横ばいとなっています。トラフィック獲得コストが収益を圧迫する構造は依然として変わらずグーグルの課題と言えます。

ファンダメンタルズ分析 ~過去10年の財務諸表~

2009年度~2018年度の財務諸表から収益性と財務状況を確認していきます。

【成績表】損益計算書(PL)

売上高の対前年成長率は4年連続で増加しており好調ではあります。ただし、2017年に続いて2018年も23%と成長速度が停滞してきていますので、2019年の動向を注目したいところです。

営業キャッシュフローは35%と非常に高水準をキープしていますので、キャッシュを稼ぎまくっていることが分かります。

【収益性】ROE・ROA・PBR・EPS

2017年に8.0%まで落ち込んでいたROEは一転して2018年に17.9%へと上昇し、引き続き高い収益性を維持していることを証明しました。BPS、EPSともに順調に増大しています。

【資金繰り】キャッシュフロー計算書(C/F)

営業キャッシュフローが前年比109億ドル(約1.2兆円)増加しました。データセンターへの積極的な設備投資によって投資キャッシュフローも増加しています。その結果、フリーキャッシュフローは213億ドルとなりました。引き続きキャッシュリッチな経営状態が続きます。

また、今回の決算ではアルファベットから、You-Tubeのコンテンツ費用や従業員増がコストを押し上げたことの発表がありました。従業員数は2018年末時点で98,771人と、前年同期比で23%増加しましたが、従業員数の伸びは19年に鈍化するとのこと。しかし、これまで見てきた財務状況を鑑みるに経営に与えるインパクトは限定的のように見受けられます。

【健康診断】貸借対照表(BS)

米国企業らしからず76%の自己資本比率を誇り、流動資産も多いときていますので、経営の安定性に疑いはありません。

【割安性】株価推移・PER・PBR

PER、PBRともに横ばいで推移、株価は右肩上がりに推移していますので、どのタイミングでも買いやすい銘柄に見えます。

【過去実績】保有期間リターン

2004年9月~2019年1月の期間における保有期間ごとのリターンは以下のとおりです。

平均最大最低
1年26.43%115.19%-55.51%
3年16.78%53.07%-9.49%
5年16.05%29.51%0.46%
7年15.63%26.04%6.30%
10年15.75%21.11%11.77%

【将来性】今後の期待リターン

  • 10年経過後の期待収益率は17.1%です。
  • 10年間リターンは485%が期待されます。

著名投資家ウォーレン・バフェットの方式に基づいて、これから10年の期待株価を算出しています。「「バフェットの銘柄選択術」メアリー・バフェット、デビッドクラーク著」を参考。なお、データを一部補正して算出しています。将来の株価を保証するものではありません。

アルファベットの感想

2018年本決算は引き続き今後の成長を期待させるものでした。ファンダメンタルズも良好です。広告収入に偏っていることやトラフィック獲得コストの課題はありますけれど、それを差し引いても十分に高い収益性を誇っています。広告収入以外にセグメント育成にも注力していますので、今後の展開に期待したいところです。個人的には特に米中貿易摩擦の業績に与える影響が軽微なところに魅力を感じました。アルファベットに対する資産配分は、「オーバーウェイト」と考えます。

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