【リバランス編】SPXLリスクコントロール・ポートフォリオ

投稿日:2019年2月3日 更新日:

ゆう(@yu_kabu_life)です。

「初心者でも簡単な株投資を知りたい」「S&P500を安定して上回りたい」←こんな人に参考になる記事です。

僕は米国株投資家ですが、実際に、この方法で儲かってます。例えば最近でも12月にSPXLを4,576ドル分(約50万円)買って、2月1日に売って簡単に21万儲かりました。

今回はその直近の売買実績を用いて「SPXLリスクコントロール・ポートフォリオ」のリバランスを具体的な取引方法とともにご説明します。

それでは、以下ご覧ください。

なぜ現役世代に「SPXL」が大人気なのか

昔は頑張って働いてお金を稼ぎ、堅実に貯蓄していれば老後生活が保障されていました。

しかし、今は公的年金だけを頼りに生きていくことが事実上不可能です。

ご自分の家庭にとって老後資金がいくら必要なのか、ちゃんと計算してみていただきたいのですけれど、ただ働いて貯蓄しているだけでは1,000万円~数千万円単位で足りないケースが多いはずです。

老後に備えて収入が多い現役時代のうちに、しっかりと資産形成しておくことが肝要です。

資産形成の方法は以下の公式で表現することができます。

資産形成の公式

資産形成=(1.収入ー2.支出)+(3.運用資産×4.利回り)

忙しい現役世代には運用管理の楽なペーパーアセットは最適な投資先であり、その中でも「SPXL」は高い利回りを期待できる金融商品です。

老後に備えた資金確保にとって、SPXLは最も最適な選択肢の一つになり得ます。

日本人は「将来に備える」というと「保険商品」が好きですが、実は保険も預かり資産を運用して利回りを得る収益構造になっていますので、考え方によっては利回りを中抜きされているとも言えます。

であれば、自分で確かな金融商品に投資した方が効率的ということですね。

しっかりとレバレッジETFの特性を理解して投資されることをお勧めします。

それでは、まず先にSPXLの概要をご説明させていただきます。

DirexionデイリーS&P500ブル3倍(SPXL)

S&P500に連動するブル3倍レバレッジETF

SPXLとは指標となる「S&P500種指数」の日々の運用実績(手数料・費用控除前)の3倍(300%)となるパフォーマンスを目指すETFです。相場に対して敏感に反応する反面、高い利回りを期待することができます。

  • ファンド:DirexionデイリーS&P500ブル3倍
  • 設定日:2008年11月5日
  • 経費率:1.00%
  • 資産総額:9.38億ドル(約1,031億円)
  • 分配利回り:1.13%
  • 騰落率
期間騰落率
1ヵ月21.73%
3ヵ月11.35%
6ヵ月62.19%
1年24.74%
2年66.69%
3年158.38%
5年189.69%
設定来1,500.12%

(表1)騰落率(2019年7月6日時点)

  • 分配金履歴
日付分配金
2019/6/250.29307
2018/12/270.20766
2018/9/250.11357
2018/6/190.01379
2017/12/190.11509

(表2)分配金履歴(2019年7月6日時点)

コストが若干高めですが、ブル3倍レバレッジETFということを考えると妥当な線です。

価格変動リスクは高めですが、投資元本に対して高いリターンも期待することができるETFですね。

SPXLは米国株投資家から抜群の人気を誇っています。株式会社SBI証券のHPを見てみると、いつも米国ETFの売買代金ランキング5位以内に入っているほどです。ほとんど外に出ることがありませんね。

S&P500は米国を代表する株価指数

SPXLを理解するには「S&P500種指数」について知っておかなければなりませんので、あまりご存知ない方のためにも簡単にご説明しておきたいと思います。

S&P500(Standard&Poor's500)は、米国を代表する株価指数です。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスにより1957年3月4日に公開されました。1941年から1943年の平均を10として算出されています。

米国の主要産業を代表する500社により構成され、米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしています。

2019年3月17日時点、S&P500をベンチマークとする運用資産の総額は9兆9千億ドル(約1,108兆円)を超え、S&P500連動の金融商品は3兆4千億ドル(約380兆円)に及びます。

GDP世界第三位の経済大国である日本の2019年度国家予算案が約101兆円ですから、とてつもない資産規模であることが分かります。

S&P500を構成する銘柄のTOP5は何れも世界に名だたる大企業です。

銘柄ティッカー業種
Microsoft CorpMSFTInformation Technology
Apple Inc.AAPLInformation Technology
Amazon.com IncAMZNConsumer Discretionary
Berkshire Hathaway BBRK.BFinancials
Facebook Inc AFBCommunication Services

下図はセクター別内訳です。

<出所>S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスHPより(2019年3月19日時点)

S&P500は、世界有数の資産家であり投資の神様ウォーレン・バフェット氏が、自分の死後に備えて妻に「資金の90%をS&P500に投資せよ」という言葉を残していることから、資産運用の最適解として広く知られています。

世界を牽引する米国株市場全体に連動する株価指数ですから半ば長期的に上昇することが約束されたようなものです。事実、過去も約150年間に渡って上昇し続けてきました。

S&P500が上昇することを前提とするならば、必然的に連動するSPXLも右肩上がりに成長していく可能性が高いということが言えます。

利回りが高いので不動産と比較しても遜色ない投資効果が期待できます。

安心感が高いので債券に近い感覚で保有できますね。銀行に定期預金する感覚で預けても良いかもしれません。

今の時代は、債券は利回りが低く、銀行は利息がほぼゼロ、日経平均を始めとして日本株式市場は長期低迷しています。S&P500のように有望な投資先で資産運用されることをお勧めします。

S&P500種指数に連動する投資信託

S&P500種指数に連動する投資信託をご紹介します。

委託会社ファンド名純資産(百万円)
三菱UFJ国際投信eMAXIS Slim米国株式(S&P500)22,835
大和投信iFree S&P500インデックス7,588

投資するのであれば純資産規模も大きく信託報酬も0.162%と最安レベルの「eMAXIS Slim米国株式」で良いかと思います。

僕も「eMAXIS Slim米国株式」を「つみたてNISA」の非課税枠で保有しています。どちらもSBI証券から購入可能ですね。

SPXLは「長期保有」を推奨

弊ブログでは、SPXLへの投資は「長期保有」を推奨しています。

SPXLはS&P500指数の3倍の値動きをしますので、何らかの市場不安や経済ショックが起きると比較的簡単に下落・暴落します。

よって、短期投資では比較的簡単に損失を被ります。少なくとも2年、できれば10年以上の保有期間で投資されることをお勧めします。

FXのように投機的な感覚で投資する人が散見されますけれど、ギャンブルしたいのでもなければ短期投資は控えた方が賢明です。

SPXLの保有期間に関しては、以下の考察をご覧ください。

SPXLチャート解説│過去の暴落チャートから適切な投資行動を解説

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SPXLリスクコントロール・ポートフォリオ

SPXLは高い収益・利益を期待できる金融商品です。

しかし、レバレッジETFにはリターンとともにリスクも増幅する効果があることに注意が必要です。しっかりとメリット・デメリットを理解・分析して対策されることをお勧めします。

弊ブログでは、SPXLの特性にあった具体的な投資手法として「SPXLリスクコントロール・ポートフォリオ」を考案し提唱しています。

当ポートフォリオは、安定してS&P500指数のリターンを上回りつつ、同時にSPXLよりもリスクを抑制することが可能です。

月1回のチェックとリバランスだけの簡単な運用でインデックス投資を上回るハイリターンを期待できますので、株初心者の人でも取り組みやすいのが特徴です。

当ポートフォリオの概要と運用方法については、以下の記事をご覧ください。

SPXLリスクコントロール・ポートフォリオ│SPXL投資の新しいカタチ

ゆう(@yu_kabu_life)です。 「安定してS&P500より大きなリターンを得たい」「SPXLはリターンも凄いけど値動きも激しくて不安」「SPXLのリスクとリターンを調整できれば良いの ...

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株式投資は利回りと同じくらいに、いかに税金を抑えるかという観点も重要です。当ポートフォリオは税金を効果的に抑制することも配慮した専門的な投資手法となっています。

簡単なリバランスで1ヵ月で21万円儲かりました

下図は直近のリバランス実績をご紹介します。

12月26日にSPXLを単価28.46ドルで160株購入しました。4,576ドル分(約50万円)です。以下が購入時の取引履歴です。

次に、2月1日にSPXLを単価40.8ドルで110株売却しました。4,464ドル分(約49万円)です。以下が売却時の取引履歴です。

この売買によってSPXLを47株ほどタダで貰ったようなものですので、2月1日終値40.83ドルで換算すると1,919ドル(約21万円)儲かったことになります。

このように当ブログの提唱する「SPXLリスクコントロール・ポートフォリオ」は、リバランス実施要領に沿って売買するだけで「安く買って高く売る」ことが可能です。

ちなみに、僕は12月の購入時期を少しだけタイミングをずらしています。下図の直近SPXLチャートをご覧ください。

僕は基本的に毎月月末にリバランスしていますので、本来であれば12月のリバランスは12月30日あたりに実施するはずでした。

ところが、その時は経済動向から株価が反発するであろうことを察知していましたので、少し早めの12月24日にリバランスを実施した結果、底値を拾えています。その際の投資判断は「知られざるFRBの真実│パウエル議長解任ショックとSPXL買い増し」の記事をご覧ください。

このように経験者は自身の裁量で少しタイミングをずらすことは問題ありません。

ただ、むやみにタイミングを図ると裏目に出ることが多くなりがちになりますので、株投資を始めたばかりの人は、予め前もって定めたタイミング(月末など)でリバランスした方が賢明でしょう。何も考えずにルールどおりリバランスするだけで儲かるのが当ポートフォリオの特徴です。

それでは、「SPXLリスクコントロール・ポートフォリオ」のリバランスについて、株初心者の人にも分かりやすいよう具体的に説明していきたいと思います。

SPXLの売買はとっても簡単 ~外国株投資の始め方~

まず外国株取引の経験があまりない人に、SBI証券を例にSPXLを売買する方法をご説明します。

①SBI証券のトップページから外国株式を選択

事前に外国株式の口座を開いておいてください。簡単にできます。

②外国株式サイトで銘柄orティッカーの欄にSPXLと入力して検索

③SPXLの画面で買付・売却のボタンを押下

④注文画面で必要事項を入力して注文→条件に合えば約定

僕はいつも決済通貨として外貨決済を選択して米ドル(USD)で取引しています。

円貨決済(JPY)だと為替差益によるリターン計算が煩雑になりますので、外貨決済の方が余計なことを考えずに済みますね。

さて、いかがでしたでしょうか?

「海外のETFを売買する」と聞くと難しそうなイメージを持つかもしれませんけれど、実際にやることは小学生でも出来るカンタンな操作であることがお分かりいただけたかと思います。

外国株式の証券口座を開設されていない場合は以下の記事を参考になさってください。これから始める方はネット証券トップ企業のSBI証券が一番です。

米国株証券会社ランキング│米国株ブロガーが本音で徹底比較する

ゆうです。 「本気で資産運用を始めたい」「本音のおすすめ証券会社を知りたい」「米国株やETFで資産運用したい」←こんな人に参考になる記事です。 僕は将来に備えて米国株を中心に2,000万円以上を資産運 ...

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リバランスの実施要領 ~株初心者でも簡単~

リバランスの実施要領を再確認します。詳しくは、こちらの記事「SPXLリスクコントロール・ポートフォリオ│SPXL投資の新しいカタチ」をご覧ください。

  • リバランスの頻度は1ヵ月に1回を推奨
  • ただし、リバランスするのは「実施条件」を満たす場合のみ、「実施条件」を満たさない場合はリバランスしない
  • 【実施条件】
    実施条件①②「売買金額が400ドル以上であること」
    実施条件③ 「売却単価が平均取得単価以上であること」

当ポートフォリオはSPXLとキャッシュ(現金)の割合を50%:50%で維持することを推奨しています。

具体的には、例えば毎月月末にSPXLの評価額とキャッシュの保有割合をチェックして、バランスが崩れていたらSPXLを購入するか売却して、保有割合を50%:50%に戻すことを、リバランスと呼びます。

リバランスの実施手順 ~株式投資の始め方~

直近で実施したリバランスの実例を用いて、リバランスの実施手順をご説明します。リバランスしたことのない初心者の人にも分かりやすいようにSBI証券の画像も添付します。当ポートフォリオに限らずリバランスの参考にしてください。

証券口座が複数ある場合

僕は4つの証券口座に分けてSPXLを保有しています。同じように口座を分けている方は参考になさってください。

  1. 自分の特定口座
  2. 自分のNISA口座
  3. 妻のNISA口座
  4. 子供のジュニアNISA口座

このうち、リバランスに用いるのは「1.自分の特定口座になります。NISA・ジュニアNISA口座では利益を最大化するために、制度的に可能な最長期間で保有した方が良いので、リバランスには用いません。

なお、こちらの記事で触れていますけれど、SPXLはジュニアNISA口座との相性が良いです。

保有割合とリバランス金額をチェックする

証券会社の口座情報から現在のSPXL評価額を確認します。僕の場合は4つの証券口座に分けてSPXLを保有していますので、全ての口座を合計すると894株です。1月31日の終値は40.8ドルですので、評価額は36,475ドル(約401万円)ということになります。

下図は「1.自分の特定口座」のイメージ図です。

他方、リバランスの対抗資産であるキャッシュは27,447ドル(約302万円)保有しています。

このことから、リバランス前のポートフォリオは「SPXL57.1%:キャッシュ42.9%」でした。

つまり、今回のリバランスはポートフォリオ全体の7.1%にあたる4,538ドル(約50万円)になります。

SPXLを4,538ドル(約50万円)売却することによって、保有割合を50%:50%に戻す必要があります。手数料が22ドルほどかかりますので、その分も考慮して4,518ドル分ほど売却すれば大丈夫です。

リバランス実施条件に合致するかチェックする

では、実施条件を再確認します。

実施条件①②「売買金額が400ドル以上であること」とあります。今回のリバランスは4,538ドル(約50万円)になりますのでクリアしていることが分かります。

実施条件③「売却単価が平均取得単価以上であること」とあります。今回は取得単価39.96ドルに対して売却単価40.8ドルになりますのでクリアしています。

このことから、リバランスを実施するという判断になります。手数料負けもしませんし、売却損も発生しません。

SPXLを売却または購入する

SPXLはS&P500指数のブル3倍レバレッジETFです。おおよそ値動きが3倍荒いということになりますので、成行きで売買すると思わぬ金額で約定してしまうことがしばしばありますので、指値で注文した方が安心です。

今回は指値40.8ドルで110株、手数料も含めて4,466ドル分の売却指示を出しました。(下図は後からサンプルに撮影したため、金額が少し異なります)

下図が、今回リバランスした実際の取引履歴になります。

リバランス実施後のポートフォリオ

リバランス実施後のポートフォリオをご覧ください。

0.1%ずれていて少し気持ち悪いですけれど・・問題ありません。(キリの良い110株にしたかったのでずれました)

さて、リバランスはこれで終了です。いかがでしょうか?とても簡単な作業でリバランスできることがお分かりいただけたかと思います。

このようにSPXLリスクコントロール・ポートフォリオ」は、リバランス実施要領に沿って売買するだけで「安く買って高く売る」ことが可能です。

無料ダウンロード】ポートフォリオ運用ツール

当ポートフォリオの運用管理やリバランスに活用いただける入力表を用意してみました。

入力表の特徴

  • 「入力例シート」にサンプルを作成してあります。
  • 「株価取得方法シート」に株価データの取得方法を解説してあります。
  • スマホだと説明文が表示されない場合がありますのでパソコンで参照下さい。
  • 意図した資産構成比率でリバランスできるように工夫しています。
  • 「配当金」「売買手数料*1」「譲渡税」「複数口座運用」も考慮しています。
  • 損益通算処理、損失繰越は自動計算されませんので、手動で反映して下さい。(入力例シート参照)
  • シート関数で作成してありますので、お好きなようにカスタマイズしていただけます。
  • 作成したデータを基にチャート作成すればグラフィカルにパフォーマンスを可視化できます。

*1:売買手数料はSBI証券に準じる

こちらのボタンから無料ダウンロードできますので、よろしければご活用ください。

簡単なもので恐縮ですけれど、自分でイチから作ると結構時間かかったりすると思いますので、よろしければご活用下さい。

少し加工すれば当ポートフォリオの運用以外の用途にも活用していただけるかなと思います。

こんな記事も書いています。

最新の運用成績(2019年6月30日時点)は以下をご覧ください。SPXLリスクコントロール・ポートフォリオの運用実績は毎月公開しています。

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