VISA決算発表で株価軟調│【V】ビザ2019年度第1四半期決算を読み解く

投稿日:2019年2月1日 更新日:

ゆう(@yu_kabu_life)です。

[VISA(ビザ)が2019年度第1四半期(12月期)の決算を発表しました。日本時間1/31の朝方のことです。

決算内容は良かったです。ところが、1月30日は+1.93%高(137.6ドル)で取引終了していましたが、同日大引け後の時間外取引では-1.38%安(135.7ドル)と軟調な展開となりました。

僕も64株、8,806ドル(約97万円)ほど保有しています。そんな僕からビザの決算内容をいち早くお伝えします。

※2019年4月24日発表の2Q決算内容は以下の記事をご覧ください

VISA決算発表(2019.4.24)│【V】ビザ2019年度第2四半期決算を読み解く

ゆう(@yu_kabu_life)です。 VISA(ビザ)が2019年度第2四半期(3月期)の決算を発表しました。日本時間4/25の朝方のことです。 決算内容は良かったです。 僕も64株、10,324 ...

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それでは、以下ご覧ください。

【V】ビザ(Visa Inc)の基本情報

  • 決算発表日:2019年1月30日
  • 決算期:2019年度 第1四半期
  • 企業名:ビザ(Visa Inc)
  • ティッカーシンボル:V
  • 創業:2007年
  • 従業員:<17.9>14,200名
  • 企業概要:世界最大手のクレジットカード会社、決済手数料で安定した収益を得る。デビットカード、プリペイドカード、AMT決済、電子決済も手掛ける。

ビザ1Q決算:売上高○ EPS○ ガイダンス○

下表をご覧ください。2019年度1Q決算のアナリスト予想と結果をまとめたものです。

  • 売上高

2019年度1Qの結果は、予想54.1億ドルに対して、55.06億ドルでした。

2019年度通期ガイダンスの結果は、予想228.5億ドルに対して、前年同期比10%台前半の成長が提示されました。仮に12%成長とした場合、230.82億ドルとなります。

  • EPS

2019年度1Qの結果は、予想1.25ドルに対して、1.3ドルでした。

2019年度通期ガイダンスの結果は、予想5.32ドルに対して、前年同期比10%台半ばの成長が提示されました。仮に15%成長とした場合、6.12ドルです。

アナリスト予想をすべて上回ってきましたので今回の決算発表は「成功」として評価できます。

ビザ1Q決算:前期比○ 前年同期比○

下表は売上高とEPSの前期比・前年同期比をまとめたものです。

  • 売上高

2019年度1Qの前期比は、前期54.34億ドルに対して、54.1億ドルでした。若干前期比を割っていますけれど問題ないでしょう。

2019年度1Qの前年同期比は、前年同期48.62億ドルに対して、54.1億ドルでした。

  • EPS

2019年度1Qの前期比は、前期1.23ドルに対して、1.3ドルでした。

2019年度1Qの前年同期比は、前年同期1.07ドルに対して、1.3ドルでした。

前期比、前年同期比ともに目立った成長鈍化は見受けられません。

ビザ1Q決算:決算発表後の株価は軟調△

下図をご覧ください。ビザの直近株価推移を示したチャートです。

1月30日大引け後の決算発表後、時間外取引にて-1.38%安(135.7ドル)と軟調な展開となりました。更に1月31日23:55時点では、-2.5%安前後で推移しているようです。

決算は成功したものの、株価が軟調とはなぜでしょうか?

株価が軟調な理由は、同社の決算内容からは世界経済全体の成長鈍化が見受けられませんでしたが、他社の決算から中国経済の減速が明らかになってきているため、先行き警戒感から買い控えが広がっているものと考えられます。

下図は過去1年のS&P500指数とのパフォーマンス比較です。

とはいえ、2018年の軟調な相場においても指数をアウトパフォームしていることから、ビザに対する市場からの高い信頼が見て取れます。現在の軟調な株価に対して、敏感になり過ぎる必要はないでしょう。

ビザ1Q決算:地域別売上高、中国の成長減退、米国が強い

ビザの地域別内訳の決済額を確認していきます。

【V】ビザの地域別内訳(決済額)

2018年度通期と2019年度1Qの地域別内訳の推移を確認してみます。下図をご覧ください。

地域別の割合に急激な変化はありませんけれど、米国が0.5%と拡大していることが分かります。

【V】ビザの地域別成長率(決済額)

2018年度通期と2019年度1Qの地域別成長率の推移を確認してみます。

他社の決算からすでに中国経済の減速が明らかになってきているように、やはりビザの決算からも中国を含むアジア太平洋地域の決済額が大幅に減速していることが分かりました。

カード決済額の傾向からは個人消費の増減を読み取ることが出来ますので、一般市民の生活レベルで消費が鈍化してきていることが想定されます。

一方で、米国の消費が引き続き堅調です。他の地域に比べて米国経済の力強さが目立っています。米中両国の消費動向からも、米中貿易戦争の勝者が明らかになってきました。

具体的な数値は以下のとおりです。

2017年:カード取引金額シェア

ビザはクレジットカード世界シェア1位です。2017年時点でシェア50%を占めていますので、この牙城はなかなか崩せるものではありません。


ただし、近年Union Payが急速にシェアを拡大してきており、その引き換えにビザがシェアを失っている傾向にあります。中国経済が弱含んできていますのでUnion Payも成長鈍化するかもしれませんけれど、少し気にかけておいた方がよいかもしれません。

過去10年:純利益・営業キャッシュフロー・売上高は良好○

下図は2009年度~2018年度の売上高・営業キャッシュフロー・純利益を示しています。営業キャッシュフローとは、売上高 から原材料費などのコストを差し引いた「現金収支」のことです。

売上高、営業キャッシュフロー、純利益ともに上昇傾向であり素晴らしい安定性・成長性です。

下図をご覧ください。営業キャッシュフロー・マージンとは、売上高÷営業キャッシュフローの式で求められ、要するにどれだけ儲かっているかを示しています。

営業キャッシュフローの潤沢さが尋常ではありません。これは過去10年間のBPS(1株当たり純資産)成長率は4.8%と低いことからも分かるとおり、カード決済事業というものは設備投資をほとんど必要とせずに安定して儲けられる良質なビジネスモデルであることを示しています。

【V】ビザの投資判断

以下の理由から、ビザに対する投資判断は「ニュートラル」と考えます。引き続きホールドして様子を見ます。

  • 中国経済の減速に伴って本格的に業績に影響がでてくるのは、もう少し先かもしれない
  • であれば、今すぐ焦って買い出動するタイミングでもない
  • 良質なビジネスモデルと潤沢なキャッシュフローから、経済低迷時も比較的安心してホールドしていられる銘柄

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