SPXLリスクコントロール・ポートフォリオ│SPXL投資の新しいカタチ

2019年1月13日

ゆう(@yu_kabu_life)です。

「安定してS&P500より大きなリターンを得たい」「SPXLはリターンも凄いけど値動きも激しくて不安」「SPXLのリスクとリターンを調整できれば良いのに・・」←こんな人に参考になる記事です。

そんな人にSPXL投資の新しいカタチ「SPXLリスクコントロール・ポートフォリオ」を、ご紹介します。

僕は実際に当ポートフォリオで資産運用しています。運用状況は定期的に公開にしていますのでご覧ください。

それでは、以下ご覧ください。

DirexionデイリーS&P500ブル3倍(SPXL)

まず最初に今注目を集めているSPXLについて簡単にご説明します。

SPXLとは、S&P500ブル3倍レバレッジETF

SPXLとは、「S&P500種指数」の日々の運用実績(手数料・費用控除前)の3倍(300%)となるパフォーマンスを目指すETFです。

下記は2019年3月19日時点の情報です。

  • ファンド:DirexionデイリーS&P500ブル3倍
  • 設定日:2008年11月5日
  • 経費率:1.00%
  • 資産総額:9.38億ドル(約1,031億円)
  • 分配利回り:1.13%
  • 騰落率
期間騰落率
1ヵ月21.73%
3ヵ月11.35%
6ヵ月62.19%
1年24.74%
2年66.69%
3年158.38%
5年189.69%
設定来1,500.12%

(表1)騰落率(2019年7月6日時点)

  • 分配金履歴
日付分配金
2019/6/250.29307
2018/12/270.20766
2018/9/250.11357
2018/6/190.01379
2017/12/190.11509

(表2)分配金履歴(2019年7月6日時点)

S&P500は米国を代表する株価指数

SPXLを理解するには「S&P500種指数」について知っておかなければなりませんので、あまりご存知ない方のためにも簡単にご説明しておきたいと思います。

S&P500(Standard&Poor's500)は、米国を代表する株価指数です。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスにより1957年3月4日に公開されました。1941年から1943年の平均を10として算出されています。

米国の主要産業を代表する500社により構成され、米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしています。

2019年3月17日時点、S&P500をベンチマークとする運用資産の総額は9兆9千億ドル(約1,108兆円)を超え、S&P500連動の金融商品は3兆4千億ドル(約380兆円)に及びます。

S&P500は、世界有数の資産家であり投資の神様ウォーレン・バフェット氏が、自分の死後に備えて妻に「資金の90%をS&P500に投資せよ」という言葉を残していることから、資産運用の最適解として広く知られています。

世界を牽引する米国株市場全体に連動する株価指数ですから半ば長期的に上昇することが約束されたようなものです。事実、過去も約150年間に渡って上昇し続けてきました。

S&P500が上昇することを前提とするならば、必然的に連動するSPXLも上昇していく可能性が高いということが言えます。

SPXLの購入方法(買い方)は簡単

SPXLの買い方は、とても簡単です。

海外ETFに馴染みの薄い方にも分かりやすいように、実際にSBI証券で売買した画像付きで分かりやすく解説しましたので、以下の記事を参考になさってください。

>>SPXLの購入手順(SBI証券)

SPXLはSBI証券やマネックス証券などの大手証券会社で購入することができます。米国株投資のおすすめ証券会社は以下の記事を参考にしていただけます。

SPXLは「長期保有」を推奨

弊ブログでは、SPXLへの投資は「長期保有」を推奨しています。

SPXLはS&P500指数の3倍の値動きをしますので、何らかの市場不安や経済ショックが起きると比較的簡単に暴落します。

よって、短期投資では比較的簡単に大損します。少なくとも2年、できれば10年以上の保有期間で投資されることをお勧めします。

もしギャンブルしたいのでもなければ短期投資は控えた方が賢明です。

SPXLの保有期間に関しては、以下の考察をご覧ください。

SPXL積立投資で100万円を1億円に増やせる?

下図をご覧ください。SPXL設定来のリターンを示したチャートです。

SPXL株価推移(2008/11/5~2019/1/10)

S&P500という高確率で上昇し続けることが見込まれる指数に連動したレバレッジETFでありながら、設定来の10年2カ月で年率23.6%という驚愕のハイパフォーマンスを叩き出しています。

株価は設定来で8.5倍まで成長していますので、仮に10年前に100万円投資していれば約850万円にもなっている計算です。

仮に今後10年間も同じパフォーマンスが継続するとしたら、850万円の8.5倍で7,200万円以上ということになります。

下図をご覧ください。年率23.6%というパフォーマンスは、下図のように初期金額100万円に毎月1万円を積立投資するだけで、20年後には1億円を超える計算になります。

・・・と、このようにSPXLへ投資するだけで億万長者になれるという主張が散見されます。

はてな

本当にSPXLへ積立投資するだけで億万長者になれるでしょうか?

結論から申し上げますと、現実はそんなに甘くありません。

待ち受けるジェットコースター

下図をご覧ください。2018年のSPXL株価推移のチャートです。

SPXL株価推移(2018/1/2~2018/12/31)

最近2~3週間前まで(2018年12月)に「直近高値から-50%安を超える大暴落」が起きていました。仮に1,000万円投資していたら500万円が吹き飛ぶということです。実際にネットやブログでSPXLを損切りする光景が多く見受けられました。

チャートの左を見てみると、2018年2月にも崖のような暴落が発生していたことが分かると思います。このように、実際の値動きは何度もジェットコースターを繰り返しながら何とか上値を切り上げていくのです。

SPXL100%の全力投資で保有し続けるには非常に大きなリスク許容度が必要になりますので、SPXL積立投資で億万長者になれると聞いて何となく積み立てているようであれば、すぐにジェットコースターに振り落とされてしまう可能性が高いです。

ハイリターンという甘い幻想

更に付け加えると、SPXLはリーマンショック以降に設定されていますので、設定来のリターンが高く見えるのは当然のことです。

SPXL設定前に高値を付けた2008月1月2日の推定株価を算出してみると19.41ドルでした。

2019年1月10日時点の株価は36.23ドルですので、リーマンショック前の高値からのパフォーマンスは186%(約1.9倍)です。

はてさて、これでは億万長者など到底なれませんね。

SPXLに積立投資するだけでハイリターンを手にできるという誘惑はとても魅力的に聞こえますけれど、短絡的に鵜呑みにするのは危険です。

よくよく投資戦略を検討されることをお勧めします。

ポイント

SPXL積立投資するだけで億万長者という甘い幻想は捨てて、現実的に実現可能な投資を考えるべきでしょう。

SPXLリスクコントロール・ポートフォリオ

下図をご覧ください。SPXLとキャッシュ(現金)を50%:50%の割合で構成するポートフォリオです。

これから、当ポートフォリオをSPXLリスクコントロール・ポートフォリオと呼ぶことにします。

当ポートフォリオを運用することによって、S&P500指数よりも高いリターンを得ながら、SPXLよりも価格変動リスクを抑制することが可能になります。

当ポートフォリオの主な利点は以下のとおりです。

ポイント

  1. S&P500よりハイリターン、SPXLよりローリスク
  2. リバランスの対抗資産が最も安全な金融資産であるキャッシュのため確実にリスクをコントロールできる
  3. リバランス実施要領が簡単なので誰でもできる
  4. 誰でも「安く買って高く売る」ことが可能
  5. コツコツと含み益を利益確定して現金に換えていくため安心感がある
  6. SPXL購入時も予め決めた資金枠でのリバランスになるため追加資金が必要ない
  7. SPXLとキャッシュの割合を調整すればリスクとリターンのコントロールが可能

では、当ポートフォリオのリバランス方法をご説明します。

リバランスの対抗とする金融資産について

リバランスの対抗とする金融資産については、株式と負の相関性をもつ債権等にすることも思いつくかと思いますけれど、お勧めしません。

現実の値動きは、SPXLと同時に価格下落してリスクを拡大することがしばしばあるためです。

リスクをコントロールするためにリバランスの対抗には、最も安全な金融資産であるキャッシュを推奨します。

以下の記事でSPXLと債権の相関性について触れていますので、興味のある方はご覧ください。

【米国株投資ブログ】2018年の振り返り

SPXLとキャッシュの割合について

SPXLとキャッシュの割合は最もリスクとリターンのバランスに優れている「50%:50%」を推奨します。後述するシミュレーションは「50%:50%」のポートフォリオで検証しています。

SPXLとキャッシュの割合を変動させることでリスクとリターンを調整することも可能です。

SPXLの割合を増やせばハイリスク・ハイリターンになりますし、キャッシュの割合を増やせばローリスク・ローリターンになります。

以下の記事では、構成比率を調整した場合のシミュレーション結果を解説しています。

【資産構成比率編】│SPXLリスクコントロール・ポートフォリオ

ゆう(@yu_kabu_life)です。 「初心者でも簡単な株投資を知りたい」「S&P500を安定して上回りたい」←こんな人に参考になる記事です。 今回は「SPXLリスクコントロール・ポートフ ...

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リバランスの頻度と条件

実際に資産運用しているとSPXLとキャッシュの割合が変動していきますので、定期的にリバランスを行います。

リバランスの頻度は1ヵ月に1回を推奨します。

SPXLはボラティリティが大きいので、3ヵ月や6か月など期間を長めにとった場合にリスク(ドローダウン)を適切にコントロールできないケースが発生するからです。初心者の投資家ほど、1ヵ月に1回を推奨します。

ただし、ある程度経験のある投資家は、リスク・リターンの兼ね合いをみてリバランスの頻度を増減したり実施時期を前後に調整しても良いと思います。

例えば以下の記事では2020年2月に大混乱となった新型コロナの動向をみながら、月2回のリバランスを実施することで利益を得た事例を紹介しています。

次に、リバランスは「実施条件」を満たす場合のみ実施することに注意が必要です。「実施条件」を満たさない場合はリバランスしません。

下図をご覧ください。

実施条件①②「売買金額が400ドル以上であること」は特に問題なく理解いただけるかと思います。手数料負けしないための条件ですので、基準値を多少アレンジしても問題ありません。

⇒(2020/2/3追記)2019年の夏頃から各証券会社の最低手数料が0円になっています。最大でも手数料が0.45%しかとられませんので、実施条件①②は気にせず取引して問題ありません。

特に実施条件③「売却単価が平均取得単価以上であること」がポイントとなります。

実施条件③による主な効果は三つあります。

  • 一つには、余計な税金を支払わないようにするための対策です。税金によるリターン押し下げ効果については後述します。
  • 二つには、売却単価を押し上げるための施策でもあります。例え一時的に株価下落しても右肩上がりに成長していく可能性の高いETFだからこそできる施策です。
  • 三つには、いわゆる「レバレッジETFが減価する」と言われる問題の対策となっています。

レバレッジETFは価格変動リスクを拡大することから複利の効果を増幅させる特性を持っています。複利の効果には、メリットもありますが、同時にデメリットもあるため、デメリットに対処する必要があります。

詳細は以下の記事をご覧ください。

【レバレッジETF減価編】SPXLリスクコントロール・ポートフォリオ

「レバレッジETFは減価するの?」「レバレッジETFの長期保有は危険なの?」「どうすれば減価を防げるの?」←こんな人に参考になる記事です。 特にSPXL投資家の皆様は、ぜひ最後までご覧になってください ...

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リバランス手順解説

当ポートフォリオはリバランスすればするほど儲かると言い換えることも言えます。

実際、2018年12月〜2019年3月のリバランスでも23.6万円の利益が出ています。

以下の記事では実際に儲かった実例を用いて、具体的なリバランスのやり方を解説していますので、よろしければご覧ください。

【リバランス編】SPXLリスクコントロール・ポートフォリオ

ゆう(@yu_kabu_life)です。 「初心者でも簡単な株投資を知りたい」「S&P500を安定して上回りたい」←こんな人に参考になる記事です。 僕は米国株投資家ですが、実際に、この方法で儲 ...

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過去10年間のデータから運用成果をシミュレーション

それでは、実際に過去10年間SPXLリスクコントロール・ポートフォリオを運用した場合に、どのようなリターンとなるかシミュレーションした結果について解説していきます。

シミュレーションに当たっては、実際に過去にリバランスした場合の状態を再現するように以下を考慮してあります。

シミュレーションの前提

・SPXLリスクコントロール・ポートフォリオは、開始時点でSPXLとキャッシュが各1万ドルづつとする

・比較対象はS&P500指数に連動するIVVを採用

・IVVとSPXLのチャートは開始時点で各2万ドルづつとする

・毎月の最終営業日に終値でリバランスする

・実施条件に合致しない場合はリバランスしない

・SPXL購入時は、株数の小数点以下を切り捨てた株数で購入する

・売却時の譲渡益に対して20.315%の税金をキャッシュから減算する

・売買手数料はSBI証券の基準に準じる

・SPXL購入時の売買手数料は平均取得単価に含まれる

・SPXLは配当実績が少ないため配当金は出ないものとする

・実際の過去の株価推移データを用いてシミュレーションする

・SPXL設定前の2008年11月4日以前の株価はS&P500から近似値を求めて算出する
※近似値の確からしさは後述します

上昇相場でS&P500のリターンを上回る

下図をご覧ください。2012年1月3日に各2万ドルづつ投資した場合のシミュレーション結果です。

シミュレーション期間(2012/1/3~2019/1/10)

チャート上でも明らかにIVVを上回るパフォーマンスを発揮していることが分かります。

ただし、SPXLリスクコントロール・ポートフォリオはリバランスによって平均取得単価が上昇していますので、全株売却時に税金が少ないため最終的なパフォーマンスはもっと上がるということに留意が必要です。

下図のように、全株売却時の最終損益を計算すると、IVVを60%(12,000ドル)上回るパフォーマンスとなっていることが分かります。

ポイント

このようにSPXLリスクコントロール・ポートフォリオは、上昇相場においてS&P500指数を上回るリターンを発揮します。

下落相場ではリスクを抑制する、尚且つ回復を早める

下図をご覧ください。最悪のケースを想定して、100年に一度の大暴落と言われるリーマンショックの直近高値をつけた2008年1月3日に各2万ドルづつ投資した場合のシミュレーション結果です。

上図チャートで①の部分を見ると、SPXLよりも最大ドローダウンを抑制できていることが分かります。

具体的な数値は以下のとおりです。

①最大ドローダウン

  • -52.9%:IVV
  • -71.4%:SPXLリスクコントロール・ポートフォリオ
  • -93.7%:SPXL

次に底値から回復に向かっている②の部分を見てみます。矢印で示したように、SPXLリスクコントロール・ポートフォリオが一番急角度で回復していることが分かるかと思います。

では、期間を2019年1月10日時点まで広げてみると、一見して当ポートフォリオのリスク・リターンの優位性が分かると思います。

下図のように、全株売却時の最終損益を計算すると、最も優れたパフォーマンスとなっていることが分かります。

ポイント

このようにSPXLリスクコントロール・ポートフォリオは、下落相場ではリスク(ドローダウン)を効果的に抑制して、回復期でも優れたパフォーマンスを発揮します。

最大の敵は税金→リバランスの罠

リバランスの実施条件③「売却単価が平均取得単価以上であること」は、税金対策であり、同時に売却単価を押し上げるための施策です。

株式を売買した時に発生した損失は、最長3年間損失を繰越して翌年以後の譲渡益から控除できる制度がありますけれど、3年以内に損失を譲渡益で相殺できないと余計に税金を支払うことなるため、大きくリターンを押し下げる要因となります。

下図をご覧ください。実施条件③の有無によるパフォーマンスの違いを示しています。

一見して分かるほど大きくパフォーマンスに差が発生することがお分かりいただけるかと思います。

ポイント

リバランス実施条件③は当ポートフォリオの優位性を保つ重要な要素になります。

シミュレーションに使ったLOWデータのままで恐縮ですけれど、リバランスのイメージまでに参考にしていただければと思います。

リバランスの列を見ていただいて、黒字がSPXL購入、赤字がSPXL売却になります。

(補足)SPXL設定前の株価算出方法

SPXLは2008年11月5日に設定されたETFのため、2008年11月4日以前のチャートが存在しません。SPXL購入を検討される人にとって、リーマンショックのチャートが分からないことは大きな不安材料の一つでした。

今回のシミュレーションにあたっては、SPXLの株価データが存在しない2008年1月2日~11月4日を、S&P500指数から近似値を求めて算出しました。

なお、SPXLは単純にS&P500の株価3倍ということにはなりません。

以下の計算式によってS&P500株価からSPXL株価の近似値を求めることができます。計算式はレバレッジETFに深い洞察を持つブログ「Dr.Kernelの見た世界」を参考にさせていただいています。

計算式

(SPXLの1日の値動き)

= 2.902 * (S&P500の1日の値動き) + 0.00009876

<出所>Dr.Kernelの見た世界(超長期のレバレッジファンドのリターンを見る)

では、実際のSPXL株価と、上記計算式を使って求めた株価でチャートを比較して、シミュレーションの正しらしさを確認してみます。

下のチャートをご覧ください。僅かな誤差はありますけれど、ほぼSPXL実績と重なりあっていることから、SPXLシミュレーションチャートの精度が高いことをお分かりいただけたかと思います。

【運用実績公開】SPXLリスクコントロール・ポートフォリオ

当ポートフォリオにおける、これまでの運用実績を公開しています。

最新の運用実績

当ポートフォリオの運用実績は毎月公開しています。

1-ポートフォリオ、保有銘柄

リバランスによるリターン押し上げ効果

レバレッジETFは価格変動リスクを拡大することから複利の効果を増幅させる特性を持っています。

株価が上下に行ったり来たりする相場(レンジ相場)では、複利の効果によってリターンが押し下げられます。(いわゆるよく「レバレッジETFは減価する」と表現されるデメリット)

これに対して当ポートフォリオではリバランスによってリターンを押し上げてデメリットを相殺しています。

以下の記事では2018年1月~2019年4月の運用実績から、リバランスによるリターン押し上げ効果を紹介しました。記事の後半をご覧ください。

無料ダウンロード】ポートフォリオ運用ツール

当ポートフォリオの運用管理やリバランスに活用いただける入力表を用意してみました。

入力表の特徴

  • 「入力例シート」にサンプルを作成してあります。
  • 「株価取得方法シート」に株価データの取得方法を解説してあります。
  • スマホだと説明文が表示されない場合がありますのでパソコンで参照下さい。
  • 意図した資産構成比率でリバランスできるように工夫しています。
  • 「配当金」「売買手数料*1」「譲渡税」「複数口座運用」も考慮しています。
  • 損益通算処理、損失繰越は自動計算されませんので、手動で反映して下さい。(入力例シート参照)
  • シート関数で作成してありますので、お好きなようにカスタマイズしていただけます。
  • 作成したデータを基にチャート作成すればグラフィカルにパフォーマンスを可視化できます。

*1:売買手数料はSBI証券に準じる

こちらのボタンから無料ダウンロードできますので、よろしければご活用ください。

簡単なもので恐縮ですけれど、自分でイチから作ると結構時間かかったりすると思いますので、よろしければご活用下さい。

少し加工すれば当ポートフォリオの運用以外の用途にも活用していただけるかなと思います。

SPXL投資家がリセッション(景気後退期)でとるべき投資行動

3月22日、米国債10年-3ヶ月の利回り逆転(逆イールドカーブ)が発生しました。逆イールドはリセッション(景気後退期)の予兆として知られています。

普通はリセッション前は大暴落を警戒して「キャッシュ比率を高めよ」ということが叫ばれます。

ところが、過去170年に渡るリセッションとS&P500指数と逆イールドの傾向を分析すると、むしろ逆イールド発生はSPXL買いの投資機会として捉えることが可能であることが分かります。

SPXLリスクコントロール・ポートフォリオに興味をお持ちの方は、ぜひ以下の記事をご覧になってください。

【170年の歴史】リセッションとS&P500と逆イールド→適切な投資行動を考える

ゆう(@yu_kabu_life)です。 「景気後退期は近いの?」「リセッションで株価は暴落するの?」「リセッションの最適な投資行動を知りたい」「逆イールドカーブって何?」「米国債3ヵ月物の逆イールド ...

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「ジュニアNISA」でSPXL長期保有のすすめ

当ブログでは、SPXLへの投資は「長期保有」を推奨しています。

当ブログで様々なSPXLの考察をご覧いただい方はお分かりいただけたかと思いますけれど、SPXLの長期保有によってS&P500指数を上回るリターンが見込まれます。

ジュニアNISAとは、売却時の譲渡税が免除される節税制度であり、同時に子どもが18歳になるまで投資資金を引き出せない制約があります。

ということは、SPXLの長期保有によって得られる利益を余すところなく享受できる上に、SPXLが株価下落しても冷静さを欠いた売却を防ぐ効果も期待できます。

まさにSPXL長期保有と非常に相性が良い制度と言えます。

SPXLリスクコントロール・ポートフォリオにおいても、「SPXLの株式をジュニアNISAと特定口座に分けて保有し、リバランスは特定口座で行う」ことで節税効果により更なるリターンの押し上げが期待されます。

そして、ジュニアNISAでSPXLを購入できる証券会社はSBI証券のみ(2019年1月時点)となります。

以下の記事でも解説していますので、併せてご覧下さい。

SPXLの早期償還について

SPXLの早期償還の可能性については以下の記事をご覧ください。

SEC(米国証券取引委員会)でレバレッジド・インバースETFの是非が議論されていましたけれど、結果的にSPXLなど既存のETFはそのままの倍率で今後も運営して良いことになりました。良かったですね。

おしまいに

当ポートフォリオは、僕が2018年、実際に運用してみた結果を踏まえてブラッシュアップしたものです。

また、あくまで個人的に考案したポートフォリオのご紹介になります。万が一、当ポートフォリオを採用されて損失を被った場合でも責任をとることはできませんので予めご了承ください。

とはいえ、そこらのファンドよりは優秀だと思います。

-SPXLリスクコントロール・ポートフォリオ, Ⅹ.PickUp
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