リーマンショック級の暴落?過去の歴史に学ぶ今とるべき行動とは

投稿日:2018年12月26日 更新日:

ゆうです。

12月24日の米国株式市場は、S&P500指数が-2.7%安の2351.10ドル、ダウ30種平均は-2.9%安の21792.20ドル、ナスダック総合指数は-2.2%安と全面安の展開となりました。

これを受けて翌25日の日経平均は-5.01%安の19155.74円と暴落しました。激化する米中貿易戦争、米政府機関の一部閉鎖、トランプ大統領のFRB議長解任に関する言及などに株式市場が大きく反応しました。

リーマンショック級の大暴落チャートとは?

24日のS&P500指数は、9月20日に付けた直近最高値カラ-19.8%の大幅安で弱気相場入り目前となっています。下図をご覧ください。

これを受けて、「米国株式市場の一人勝ちトランプバブルが崩壊した」という報道が多く見受けられ、ネットやブログを覗いてみると「リーマンショック級の大暴落中」とはやしたてる光景が散見されています。

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今の暴落は本当にリーマンショック級なのでしょうか?

先に結論から申し上げてしまうと、今の状況はリーマンショック級の暴落などではありません。まだ弱気相場が直前になった段階ですので、過度に悲観する必要はありません。

下図をご覧ください。これが本物のリーマンショックの時のS&P500指数チャートです。

12月24日現在の弱気相場入り直前のポジションは上のチャートでいうところの、2008年7月中旬に位置することになります。

本物のリーマンショック級の大暴落というものは、ここから実に-56.8%という奈落の底まで落ちていくことを言います。12月24日現在の-19.8%という下落は、リーマンショックの下落幅の半分にも達していません。

はてな

では、これから-20%を過ぎて弱気相場入りした場合は、一体どのようになることが想定されるのでしょうか?

過去68年の弱気相場チャートに見る最適な投資行動

過去の歴史を振り返るってみると、1950年から現在までの68年間にS&P500指数が過去1年の直近高値から-20%超の弱気相場入りしたことは9回ありました。

今回弱気相場入りすることになれば10回目です。約7年に一度発生していますので、30年投資してれば4回は遭遇する計算になります。それほど珍しいことではなく十分に想定の範囲内です。

下表をご覧ください。

弱気相場入りした月底値の下落幅
1957年10月-20.7%
1962年5月-28.0%
1966年8月-22.2%
1970年4月-34.7%
1973年11月-48.2%
1982年3月-25.3%
1987年10月-33.5%
2001年3月-49.1%
2008年7月-56.8%

この表からは、以下のようなことが言えます。

  • 68年に9回、下落幅が-20%を超えて下落した
  • 9回に4回(確率44%)、下落幅が‐30%に満たなかった
  • 9回に5回(確率56%)、下落幅が‐30%を超えて下落した
  • 9回に3回(確率33%)、下落幅が‐40%を超えて下落した
  • 9回に1回(確率11%)、下落幅が‐50%を超えて下落した

S&P500指数などのインデックスに投資している限り、永遠に下がり続けることなど有り得ません。

そして株を生業としているビジネスマンと違って、僕たちのような長期保有の個人投資家は四半期ごとに成果を出す必要もありませんので、一時的に含み損が発生しても問題ないことが強みです。

今の状況は、政治不安や経済の先行き不安から株価が下げている状況ですので、かつてのリーマンショックのサブプライムローンのように経済に致命的な欠陥を抱えて株価下落しているワケではありません。

約半分の確率で‐30%に届かずに上昇基調へ戻っていくことが想定されますので、売却せずにこのまま保有していて構わないでしょう。

もしくは、①-20%を過ぎたら買い増し、②-30%を過ぎたら買い増し、③-40%を過ぎたら買い増し、というように投資資金を何回かに分けて買い増ししても良いと思います。

ただし、-50%を超えて暴落する可能性もないワケではありません。買い増しはリスクを積み増す行為ですので、予想以上の下落に耐えられそうになければ無理をして買う必要はありません。株式市場では生き残ることが一番大事です。

後日追記

弱気相場入りするかに思われましたが、-19.8%の2351.1ドルまで下落すると反転上昇したことから、今回は弱気相場入りませんでした。

ちなみに、12月24日、各報道機関やエコノミストらは、こぞって弱気相場入りしたと報じましたが日中下げ幅を縮小したことから結果的に誤報でした。訂正報道を見かけませんでしたので多くの誤解が生まれたことでしょう。

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