ゆうです。
11/2に行われたアップルの決算発表を受けて、今後iPhone販売数の公表を控えるとの発表があったが嫌気されたことを皮切りにアップル株価の急落が続いています。
現在、株価は11/20終値ベースで176.98ドルとなっています。年初来高値233.47ドルから24.2%下落したことで弱気相場入りしました。今回ゴールドマンサックスは今月3回目となる目標株価引き下げに踏み切り、当面の目標株価を182ドルとしました。
ゴールドマン・サックスは中国やその他の新興国市場で「iPhone(アイフォーン)」需要の弱さを示す兆しがあると指摘し、今月3回目となるアップルの目標株価引き下げに踏み切った。目標株価を209ドルから182ドルに引き下げた。
iPhoneの販売台数はどのような推移になっているのでしょうか。確認してみると2015年をピークに販売台数が頭打ちになっています。
iPhoneシリーズの価格推移を確認してみます。2015年のiPhone6から一気に値上がりしたことを契機に消費者離れ(販売数横ばい)が始まっているように受け取れます。
既に販売台数が横ばいだったところに、「2018年に更なる値上げ→販売台数減少→増産計画中止」ときたものですから、どう言いつくろったところで自然に考えればアップルの誤算、戦略が誤っていたとしか僕には思えないです。
僕は一応アップルの株主(16万円分ほどですけどね)としてアップルの動向には少し注目しているのですけれど、目先の販売数や売上高よりもアップルのイノベーションと経営方針に不安感が強くなってきています。持続的に成長していくため根幹となる要素ですから。
巷では11/2の決算発表が出るまでは、「販売数の頭打ちを販売単価でカバーするから心配ご無用、むしろGOOD戦略」などという論調が多く散見されましたけれど、どうも中間層の金銭感覚を理解していない気がします。
そして今度は、「アップルはサービス部門の売上が順調に拡大している。サービス企業への転身が進んでいるからiPhone販売数が減少しても問題ないんだ」という論調を多く見かけるようになりました。
果たして本当にそうでしょうか?またちょっと違うことを言っている気がするのですけれど。そのことについては、次回記事にしたいと思います。
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